インターへの転校に必要な書類


以前、「ドバイのインターへの転校手続き」という記事で、インターへの転校の手順をご紹介しました。そこでは、学校に提出する主な書類の一覧を載せていましたが、本記事では、それらについて、1つ1つ説明していきます!



提出する書類一覧

学校によって、追加の書類を要求してくることもありますが、一般的に転校に必要な書類は、以下の通りです。


・Copy of the Emirates ID of a child(子供のエミレーツIDのコピー)*

・Copies of the Emirates ID of parents(親(1人以上)のエミレーツIDのコピー)*

・Copy of the Immunisation record(予防接種証明書のコピー)

・Passport copies (保護者、本人のパスポートのコピー)

・Residence Visa copies(保護者、本人のレジデンスビザのコピー)*

・Health Form、DHA Student Medical Form(ヘルスフォーム)

・Passport size scanned photograph (パスポートのサイズの顔写真)

・School reports (成績証明書(過去2年分))

・Copy of Birth Certificate in English or Arabic(出生証明書のコピー)

・Transfer Certificate(退学・転校証明書)*

・Personal Statementなど(志望理由書)


*エミレーツID、レジデンスビザは、UAE以外の国から転校される場合は、入学時には必要ありません。

*Transfer certificateは、Grade 2以上のお子様に必要な書類です。



Emirates ID

エミレーツIDは、日本のマイナンバーカードのようなもので、UAEでの身分証明書です。UAEに入らないと取ることができないので、学校には編入後に提出すれば大丈夫です。



予防接種証明書

予防接種証明書は、BCGなどのワクチンを打っていることを証明するものです。これは英語である必要がありますが、日本の母子手帳でも、英語訳が載っていれば問題ありません。お持ちでない場合は、英語で証明書を発行してくれる病院に行く必要があります。



パスポートコピー

パスポートのコピーは、文字通りです。パスポートをスキャンして、オンラインで提出します。



Health form

Health Formは、学校から送られてくる書類に記入して提出します。これまでにかかった病気などを記入する、健康問診票のようなものです。最後にオンラインで署名することも忘れずに。



レジデンスビザ

レジデンスビザは、エミレーツID同様、発行されたら学校に提出してください。



写真

パスポートサイズの写真も、文字通りです。縦45ミリ、横35ミリがパスポートサイズです。データがあれば良いのですが、何かと必要になるので、念のため印刷しておくことをおすすめします。



成績証明書

成績証明書は、過去2年分を要求されることが多いです。英語でないといけないので、日本の学校に通っている方は、学校に、成績表を翻訳できるか聞いてみてください。断られてしまったら、エージェントや翻訳者の方に頼みましょう。

(要確認!!)



出生証明書

出生証明書は、名前、出生場所、生年月日、親子関係などから子供の出生を証明する公的文書のことを指します。日本では、出生証明書にあたる文書はありませんので、戸籍謄本を翻訳したものを提出する方が多いです。英語かアラビア語で提出してください。


戸籍謄本の英語版を出している市もあるので、お子様の本籍地がそれに対応しているか、調べてみてください。もし対応していない場合は、戸籍謄本を翻訳後、公証役場から認証を得、法務局、外務省、UAE大使館で手続きをしなければなりません。代理で翻訳と大使館等の認証を行ってくれる事務所も多数ありますので、ぜひ利用してみてください。



転校証明書 

転校証明書は、お子様が現在在籍している学校から発行してもらいます。フォーマットや必要な項目は、転校する予定の学校から指定があると思います。Grade 2以上のお子様に必要な書類です。英語で提出してください。加えて、日本から転校される場合、①UAE大使館・領事館の認証、②日本(転校前の国)の教育省の認証、③校長のサインと学校印が必要です。


成績証明書と同様、まずは学校に転校証明書を英語で出せるかどうかを確かめてください。転校証明書のフォーマットは決まっているので、成績証明書よりは簡単かと思います。いずれにせよ、転校証明書は、出生証明書と同じように、大使館や教育省の認証が必要です。こちらも、代理で手続きをしてくれる事務所がありますので、時間が取れない方や手続きがわからない方などはぜひご利用ください。

 

ドバイ内での転校の方は、学校にKHDA Transfer Certificateに記入してもらってください。アジア、ロシア、東ヨーロッパ、アフリカ、中東、ニュージーランドからの方は、日本からの転校と同じ手続きが必要です。UAEの他の首長国、またはGCC国からの方は、転校前の国の教育省の認証と校長のサイン、学校印が必要です。ヨーロッパ、キューバを除く北アメリカ、オーストラリアから転校される場合は、校長のサインと学校印が必要です。




Personal Statement

Personal statementは、志望理由書のようなものです。一部の学校は要求してきますが、多くの学校では必要ありません。



スケジュール

日本の学校に通っている方で、日本で取得が可能なものまたは取得しなければならないものは、①予防接種証明書のコピー、②パスポートのコピー、③Health form(記入するだけなので、どこでも可能です)、④顔写真、⑤成績証明書、⑥出生証明書のコピー、⑦転校証明書です。


この中で、公的な手続きや学校の協力が必要になるのは、⑤の成績証明書と、⑥出生証明書のコピー、そして⑦の転校証明書です。全て英語(かアラビア語)でなければなりません。


学校側が翻訳を請け負ってくれなかった場合、ご自身で翻訳するか、エージェントを介する必要が出てきます。出生証明書と転校証明書に関しては、公的機関の手続きも入ってきます。この3つに関しては、なるべく早いうちから学校と話し合い、書類準備を進めてください。


他の書類、例えば予防接種証明書のコピーや顔写真も、早めに用意してしまった方が、転校手続きがスムーズに進みます。エミレーツIDなどのやむをえない書類を除き、全ての書類を提出しなければ、転校はできません。アセスメントを受ける頃には、書類は揃えておいた方が良いかもしれません。


よって、日本から転校する場合、まず成績証明書、出生証明書、転校証明書の取得から初め、予防接種証明書、パスポートのコピー、Health form、顔写真を並行して用意するのがおすすめです。ビザの取得も行ってくださいね。エミレーツIDは、転校後で構いません。


沢山書きましたが、移住されるためのお手続きは、スターツドバイさん(私は原稿を執筆しているだけなので、「さん付け」にお願いすればよいと思います。ただし、流れを知っておくと良いかなと思います。

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