学校訪問 Repton Al Barsha
本記事では、Repton Al Barshaをご紹介します。UAEには、Repton Dubai、Repton Abu Dhabiという学校がありますが、それらの姉妹校です。Repton Al Barshaは、以前はFormarke Schoolという学校でしたが、2020年に改名されて、現在の学校名になりました。
基本情報
名称:Repton Al Barhsa
所在地:Al Barsha South
電話番号:048188600
ウェブサイト:https://www.reptonalbarsha.org/
創立年:2013年
カリキュラム:UK
対象年齢:3歳〜18歳(FS1〜Y13)
登校時間:
FS1 ー 08:30
FS2 ー 08:30
Y1〜Y4 ー 08:30
Y5〜Y6 ー 08:10
Y7〜Y13 ー 08:00
下校時間:
FS1 ー 14:00
FS2 ー 14:30
Y1〜Y13 ー 15:30
学生数:1826人(2023年2月時点)
教員数:147人(2023年2月時点)
KHDAの評価:Very Good
学費:AED 72,584※
※学費はFS1からY13の平均です。2023年度の学費は、次のように設定されています。
FS1: AED 50,985
FS2: AED 56,135
Year 1: AED 61,285
Year 2: AED 61,285
Year 3: AED 66,435
Year 4: AED 66,435
Year 5: AED 71,585
Year 6: AED 71,585
Year 7: AED 85,490
Year 8: AED 85,490
Year 9: AED 85,490
Year 10: AED 85,490
Year 11: AED 85,490
Year 12: AED 85,490
Year 13: AED 85,490
スクールバス:あり
特徴
Repton Al Barshaは、開校当初は、FS1からYear 6の生徒のみのプライマリースクールでした。その後、対象年齢をYear 8までに引き上げ、さらに最近Year 13まで受け入れるようになりました。2021年度に、初めてのYear 10の生徒が入ってきたので、このままいけば、2024年に初めての卒業生が誕生します。
Reptonは、450年の歴史のあるイギリスの学校で、世界中に11の系列校があります。Repton Al Barshaは、英国の名門パブリックスクールのような教育を提供することを目標に掲げています。ブリティッシュカリキュラムの学校です。
Year 10以上の生徒が入ってきたのが最近のため、まだRepton Al BarshaのGCSEやA-levelの結果は出ていませんが、Repton系列の学校は、とても高い成績を収めているのが特徴です。専門教育を重視しており、3歳から音楽や美術などは専門の教師が教えます。
施設はとても綺麗で、スポーツや音楽施設が充実しています。Repton Al Barshaは、スポーツに力を入れており、さまざまな大会にも出場しています。また、無料の朝ごはんが提供されていたり、ランチは3コースだったりと、食育も行っています。
施設
キャンパスは、グラウンドを取り囲む形で建っています。高級感漂う外観です。
受け付けです。この右横にはグランドピアノが置いてあり、ランチの時間にはピアノの蓋を開けて生徒が自由に弾けるようにするそうです。
廊下はこんな感じです。
クラスルームです。1クラス24人が最大で、18〜20人が平均だそうです。
幼稚園、低学年向けのプレイエリアです。
アートルームです。美術の授業などを受けるところです。
こちらは音楽室です。もう1部屋あります。このほかにも、6つの個人レッスン用の部屋があります。
図書室です。
写真は、校舎の間にあるバスケットコートです。ありとあらゆるところにスポーツ施設があります。ほかにも、2つのプール、3つのスポーツホール、パデルコートやテニスコート、ダンススタジオなど、充実しています。
ドバイのインターは、学校周りの渋滞がひどいのが難点ですが、この学校は、地下に教員用の駐車場を作ったり、出入り口を8個用意することで、渋滞を緩和しています。
カリキュラム
FS1からYear 13まで、ブリティッシュカリキュラムのみの学校です。Repton Al Barsha独自の、Outdoor Educationと呼ばれるキャンプや山登りなどを行う教育もあります。
FS1、FS2では、EYFS プログラムを採択しています。文字の読み書き、フォニックスの習得、運動能力の発達、科学についての基礎知識の構築などを目指します。コーディング、フランス語、アラビア語、音楽、体育、水泳、読書は専門の教師が教えます。
Year 1からYear 6では、English(英語)、Mathematics(算数)、Science(理科)、Coding(コーディング)、Drama(演劇)、French(フランス語)、Physical Education(体育)、 Swimming(水泳)、Music(音楽)、Art(美術)、Social Studies(総合学習)、Arabic(アラビア語)を学びます。体育と美術の授業は週に3時間ずつあり、他の学校より多いです。Year 5からは全教科専門の先生が教えます。
Year 7からYear 9では、Mathematics(数学)、English(英語)、Science(理科)、Arabic(アラビア語)、French(フランス語)、Geography(地理)、History(歴史)、Social Studies(総合学習)、Music(音楽)、Physical Education(体育)、Swimming(水泳)、Art(美術)、Design and Technology(デザイン)、Computer Science(コンピューターサイエンス)、Drama(演劇)を学びます。
Year 10とYear 11ではIGCSEを取得します。必修科目は Mathematics(数学)、English(英語)、Biology(生物)、Chemistry(化学)、Physics(物理)です。これらに加え、4つの教科を選択し履修します。「Arabic(アラビア語)、French (フランス語)、Spanish(スペイン語)」、「Computer Science(コンピューターサイエンス)、Geography(地理)、History(歴史)」、「Art(美術)、Design and Technology(デザイン)、Drama(演劇)、Music(音楽)、Physical Education(体育)」の3つのグループがあり、各グループから少なくとも1教科選択しなくてはなりません。
最後のYear 12とYear 13では、A-levelを取得します。
入学方法
全ての学年に、アセスメントが課されます。FS1とFS2にはテストはなく、遊びの様子を観察されます。
カジュアルな面接がある場合もあります。
サポート・課外活動の充実度
スポーツ系と音楽系の課外活動が充実しています。65の課外活動が提供されています。スポーツだけで、20種類あり、トーナメントや試合も開催されます。課外活動について、詳しくはこちら:
アップルと提携しており、Year 2から Year 6まではiPadを、それ以降はパソコンやタブレットを1人1台使用します。
ごはんが美味しいとの声もあります。朝7:30から、無料で朝ごはんを提供しています。ランチは、3品あり、栄養が偏らないようにしているそうです。
放課後保育、学童もあり、毎日17:30まで営業しています。1時間あたりAED 40です。
インクルージョンの制度も整っています。ウェブサイトによると、イギリスのインクルージョンの資格を持った責任者、ギフテッド教育の責任者、言語聴覚士、作業療法士、学習サポートアシスタントが在籍しています。
英語サポート
サポートが必要と教師が判断した場合、英語サポートを受けることができます。通常の授業を抜けて、1対1またはグループでのレッスンを受けます。半学期ごとに英語レベルがテストされ、進捗状況が確かめられます。
進学実績・成績
まだ卒業生が出ておらず、成績も公開されていないため、進学実績・成績は不明です。
しかし、小学生のテストスコアは公開されており、毎年英語、数学、理科で8割から9割の生徒が平均点を上回っています。
また、Repton Al Barshaではないですが、姉妹校のRepton Dubaiは、2022年のIBの平均点が36点で、スタンフォード大学、UC Berkely、京都大学(!)等への進学実績があります。世界のRepton系列校も高い成績を誇っています。そういう点では、Repton Al Barshaも期待できるかもしれません。
まとめ
*学費はFS1からYear 13の平均です。
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