日本でドバイの学校選び ②
前回の記事では、日本から私がどのようにインターナショナルスクールを選んだかをご紹介しました。
私が初めに入学した学校は、アットホームな雰囲気の、サポートの手厚い良い学校で、「この学校を選んで良かった!」と思う出来事が数多くありました。その一方で、もうちょっと調べておけばよかったな、と後悔することもいくつかあったのも事実です。
今回は、日本からドバイの学校を選ぶ上で、私が感じた「やってよかったこと」と「やればよかったと後悔していること」をそれぞれ2つずつご紹介します。
やって良かったこと①
「学校の規模や先生と生徒の比率などの情報のチェック」
日本から何もわからない状態で学校を選ぶ際に、私がまずチェックしたのは、KHDAが発行している Inspection Report でした。各学校のレポートは、KHDAのウェブサイトで見ることができます。
最も多い生徒の国籍や、カリキュラムなど様々な項目で学校が評価されていますが、その中でも私は、「Curriculum(カリキュラム)」、「Number of student on roll(総生徒数)」「Teacher turnover(離職率)」、「Teacher-student ratio(教師ー生徒の比率)」を確認していました。
カリキュラムや施設はもちろんですが、自分の求める学校の規模に合っているか、離職率は高すぎず低すぎないか等を確認することで、学校の全体像を捉えることができたと感じています。
離職率は、教師の職場に対する満足度を示す指標のようなものですし、教師と生徒の比率は、どのくらいサポートが手厚いかを見極めるのに役立ちます。
私は、教師と生徒の比率が、1:9から1:12ぐらいの間の学校を探すようにしていました。
やって良かったこと②「レスポンスの早さ」
学校にメールを送って、どれくらいの早さ、期間で返信があったかも確認していて良かったと思うポイントです。転校に際して、私は何校かにメールを送り連絡を取ってみましたが、メールを送ったその日中に返信が来る学校もあれば、1週間ほど経ってから連絡がある学校もありました。
結果的に、私は最もレスポンスの早かった学校に転校しましたが、この選択は正解だったかなと思っています。入学手続きの際のレスポンスの早さは、転校後の先生や学校の連絡の早さと同等の可能性があるからです。メールを送ってすぐに返信のある学校は、入学後もコミュニケーションが取りやすい傾向があると思います。
やれば良かったと後悔していること①「教科選択」
日本のカリキュラムでは、教科選択という概念が多くの場合、高校2年生頃までありません。よって、高校1年生の時にドバイに引っ越した私は、インターでは自分の履修する教科を選ばなければならないことを知りませんでした。
結果として、私の転校した学校では私の好きな教科が提供されていたため、特に問題はなかったのですが、「その学校ではどの教科を取ることができるのか」、を入学前に確認する必要があったと感じています。というのも、例えば、英語が第二言語の人向けの「English Acquisition」や「English B」という教科は、提供されている学校とそうでない学校があり、もし学校がその教科を提供していなければ、「英語文学」なる文学分析を行う教科を取らなければなりません。自分の取りたい教科がその学校で提供されているのか、は要注意ポイントだと思います。
やれば良かったと後悔していること②「どのようなサポートがあるかのチェック」
最後に、サポート内容も重要なチェックポイントです。教科選択と同様、日本から転校してきた私は、英語が第二言語の人のためのESL(English as second language)というクラスがあることや、その他様々な学習サポートがあることを知りませんでした。
これも、私の転校した学校ではたまたまESLを無料で提供していたため、私はサポートを享受することができましたが、中には、英語サポートは別料金であったり、そもそも提供されておらず、外部でチューターを雇うように言われる学校もあります。
学校のホームページで調べると、どのようなサポートがあり、どのような形態なのかが出てきますので、事前に確認すべきと思いました。
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