賃貸(ホテルアパート編)

賃貸住宅概要編の記事では、大まかなご説明でしたので、こちらの記事でより詳しくご説明します。

前回の記事でホテルアパートについてご説明した内容を記載しておきます。

・ホテルが運営するサービス付きアパート

・ホテルとしても貸し出している部屋を長期で借りる形態

・電気、水道、ガス、インターネットは賃料に含まれていて、すぐに使える

・週に何度かの清掃が入る

・家具、家電の殆ど全てが設置されている

・パスポートのみで契約できる

・Ejari(エジャリ)が無いので、住宅証明が必要

上記を踏まえた上で他の特徴をご説明します。


賃料に関して

アパートと比較して、公共料金が含まれていたり、清掃が入ったりしますので、当然アパートよりも高いです。公共料金や清掃費用を踏まえたとしても、10-20%程度割高なイメージはあります。

価格は日本人がお住まいの一般的な年間賃料帯はこちらの通りです。

1BED(1LDK)は、AED120,000~AED180,000

2BED(2LDK)は、AED180,000~AED250,000

3BED(3LDK)は、AED230,000~AED320,000


物件の選定に関して

ドバイで人気なエリアは、ダウンタウンとマリーナです。しかしながら、住んでみないとわからない事なども沢山あります。日本では人気の駅近ですが、車社会のドバイでは駅の近くに物件があるわけではないです。渋滞が気になるマリーナですが、マリーナの中でも比較的渋滞が少ないところ、激しく混雑するところもございます。

但し、お子様がいらっしゃる場合は学校には近い方が何かと良いと思いますので、先に学校を選定する方が良いかもしれませんし、ご予算が限られている場合は、ご予算にあったエリアで住居を決めて、そこから通える学校を決めるのも良いと思います。

個別要素が多い分野なので、面談の中で物件候補は決めていくのが良いかと思います。


その他の特徴

ホテルアパートはホテルと併設しているので、基本的にホテル需要、つまり観光客の需要が高いところに立地していることが多く、賑やかなロケーションが多いのも特徴です。

併設している殆どのホテルにはレストランやバー、CAFÉなどもございますので、便利に利用できますし、多くの場合20%から30%の割引が受けられるので、皆さん利用されている事が多いです。



契約から入居に関して

契約先

契約の相手先は基本的にはホテルとの直接契約となります。よってトラブルが発生しづらい事も特徴です。一部例外的なホテルもございます。例えばAddressやVidaです。ここは個人オーナーが各部屋を所有していて、それを、ホテルを通じて貸している事もありますし、不動産会社を通じて貸しているケースもあります。後者の場合はMunicipality feeが掛からないが、DEWAはテナント負担など、複雑な契約となります。詳しくお知りになりたい方は実際の面談時などにご説明します。

契約期間

契約期間に関しては1年間が基本ですが、一カ月や半年も可能です。しかしながら住宅証明としての住居が多くの場合必要だと思いますので、1年契約と思って頂いて大丈夫です。

また、賃料に関しても、契約期間が長い方が安くなるので、その意味でも1年契約を推奨しています。

契約手続き

個人での契約時はパスポートのみが必要ですが、当然入居前に支払いが必要です。支払いは、4回払いから一括払いです。一括払いですと賃料などの条件が良くなりますので、こちらも一括払いを推奨です。また、分割払いの場合でも、契約時に小切手の提出が必要なのですが、この段階では銀行口座をお持ちで無く、小切手を提出できない事が殆どです。我々が間に入ることで、交渉可能な場合もございますが、個別対応となりますので、基本的に一括払いを念頭においてください。

法人の場合はトレードライセンスやVAT登録証などが必要です。

支払方法

銀行送金や小切手が一般的です。しかし、移住段階では銀行口座をお持ちでない事も多いので、国際送金でも構いません。Wiseなどの送金サービスを利用して数回に分けて支払う事も出来ます。(何かと使う事があるので、日本にいる間に登録しておくことをお勧めします)クレジットカードに関しては、受け付けていないホテル、手数料が掛かるホテル、掛からないホテルとそれぞれです。

入居時

入居時はパスポート原本が必要となります。VISAの関係でエージェントに預けていることなどがありますが、必ず必要なのでご注意ください。


注意事項

昨今、ドバイの賃料は急激に上がっています。この上昇に関して、ホテルアパートの場合は更新時の新賃料に制限がありません。通常のアパートの場合は、急激な賃料の上昇に伴いテナントが追い出されることが無いように、更新時に上げられる賃料の幅が決まっています。また事前通知も必要となりますが、ホテルアパートは1年契約の場合、1年間で契約が切れ、また新たな契約をするという形式なので、賃料が大きく上昇する事もありますし、その通知が何カ月前などのようなルールも無いので注意が必要です。

コロナ渦で、大幅に賃料が下がっていたホテルに住んでいた方々が、コロナが収束し賃料が戻ってきたので、更新時に大幅な賃料上昇を言われて、退去している事が2022年は多かったです。


まとめ

色々と記載しましたが、移住初年度はホテルアパートに住むと、移住の難易度が下がります。特に英語が不安、海外生活はじめて。という方はホテルアパートをお勧めします。

例えば、料理中にケガをしてしまっても、ホテルに連絡するだけで、救急車の手配まで必要に応じてしてくれます。

荷物の預かりなどもしてくれることが多いので、宅配利用には便利です。

その他、ご質問がございましたら、実際の面談時にお聞きください。

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